腸活にメンマが効くってホント?~実はメンマが最強だった話~
健康志向の高まりとともに注目されている「腸活」。 整腸作用や免疫力アップ、美肌効果など、腸内環境を整えることが全身の健康につながると言われています。
そんな腸活に、実は「メンマ」がぴったりな食材だということをご存じでしょうか? 本記事では、メンマが腸活にどう役立つのかを科学的に解説しつつ、日々の食生活にどう取り入れると効果的か、組み合わせのヒントまでご紹介します。
そもそも「腸活」とは何か?
腸活とは、腸内環境を整えるための習慣や食事のこと。 主な効果として、
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便通改善
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免疫力向上
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アレルギー症状の緩和
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メンタルの安定
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肌トラブルの軽減 などが挙げられます。
これらは、腸内細菌(腸内フローラ)のバランスが整うことで得られるとされています。
腸内環境を整えるために必要な要素
腸活において重要なのは、以下の3つの要素です:
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プロバイオティクス:腸に良い菌(乳酸菌、ビフィズス菌など)を摂ること。
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プレバイオティクス:腸内の善玉菌のエサになる成分(主に食物繊維やオリゴ糖など)を摂ること。
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バランスの良い食生活:発酵食品・食物繊維をバランスよく摂取し、加工食品や過剰な糖分を避けること。
メンマは、主にこの「プレバイオティクス」に分類されます。
メンマは発酵食品&食物繊維が豊富
メンマは、麻竹(まちく)という竹を乳酸発酵させて作られる発酵食品です。 発酵過程で生まれる有機酸が腸内環境に良い影響を与えるほか、メンマそのものに食物繊維が豊富に含まれています。
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発酵食品であること:
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乳酸菌による発酵で、有機酸や酵素が生成され腸の働きを助ける。
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低カロリーでヘルシー:
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100gあたり15~30kcal程度と非常に低カロリー。
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ダイエット中でも安心して摂取できる。
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食物繊維の宝庫:
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主に不溶性食物繊維を多く含み、腸を刺激して排便を促す効果あり。メンマには100gあたり(不溶性食物繊維3.2g、水溶性食物繊維0.3g)が含まれています。
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ここで少し紛らわしい「発酵性食物繊維」と「発酵食品としてのメンマ」の違いについて解説します。
発酵性食物繊維とメンマの違いとは?
「発酵性食物繊維」とは、腸内に届いたあとに腸内細菌によって発酵・分解される水溶性食物繊維のこと。 代表例としては、イヌリン、オリゴ糖、ペクチン、難消化性デキストリンなどがあり、腸内で短鎖脂肪酸(酢酸・酪酸など)を生成し、腸内環境を整える役割を果たします。
一方でメンマは「発酵食品」そのもの。麻竹(まちく)という竹を、製造工程で乳酸発酵させてつくられた食品であり、すでに発酵された状態で食卓に並びます。 さらに、メンマに含まれる主な食物繊維は「不溶性」であり、腸内で発酵されにくいという特徴があります。

メンマの稀有な立ち位置
このように、
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発酵食品であり、
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食物繊維(特に不溶性)が豊富
という2つの特性を兼ね備えている食品は意外と少なく、メンマはその点で腸活における珍しくて価値ある存在といえます。
ただし、メンマに含まれるのは主に不溶性食物繊維なので、 水溶性食物繊維を含む食材とバランスよく摂取することが理想的です。
不溶性と水溶性のバランスが大事
食物繊維には2種類あり、それぞれ役割が異なります。
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不溶性食物繊維:
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水に溶けず、腸のぜん動運動を促進。
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メンマに多く含まれる。
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ごぼう、きのこ、豆類などにも豊富。
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水溶性食物繊維:
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水に溶けてゲル状になり、腸内の善玉菌のエサになる。
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海藻、オートミール、りんご、アボカドなどに多い。
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メンマばかりでは不溶性に偏りがちなので、食べ合わせが重要です。
メンマを使った腸活メニュー例
以下のような組み合わせで、腸活をより効果的に進めることができます。
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メンマ+わかめの和え物
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わかめの水溶性食物繊維と、メンマの不溶性の組み合わせ。
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メンマとアボカドのサラダ
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アボカドは食物繊維も脂質もバランスよく含むスーパー食材。
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メンマ+納豆ごはん
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発酵食品×発酵食品の組み合わせ。
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納豆の水溶性食物繊維も補える。
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メンマと豆腐のスープ
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豆腐のたんぱく質と、わかめやネギなどと合わせると腸活パーフェクトスープに。
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メンマ入りグリークヨーグルト(おかず系)
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無糖のギリシャヨーグルトにメンマ、きゅうり、オリーブオイルを加えて和えると、意外な美味しさに。
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プロバイオティクス(ヨーグルト)+不溶性繊維(メンマ)の組み合わせ。
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食物繊維摂取の現状とメンマのすすめ
成人男性が1日に摂取すべき食物繊維量は25gとされていますが、実際の平均摂取量は約18gほど。つまり、多くの人が毎日7g足りていないのが現状です。
そこでご提案です。 弊社で販売している「お酒によく合うメンマシリーズ」は、1袋200gで食物繊維が約7g摂れる計算。そう、1袋食べれば、食物繊維の不足分がちょうど埋まるのです。
「メンマで腸活?ほんとに?」と思ったあなた。 まずはだまされたと思って、1袋…いや、1本でいいので、つまんでみてください。 腸も心もスッキリするかもしれませんよ。
腸活を続けるコツ
腸活は1日で劇的に変わるものではなく、継続が大切です。 以下のような習慣を心がけましょう。
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毎食に少しずつ食物繊維を取り入れる
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水分をしっかり摂る
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睡眠と運動も意識する
そして「美味しく楽しく」が一番大事です。 その点、味付けのバリエーションが豊富なメンマは、飽きずに取り入れやすい食材です。
まとめ
メンマは、発酵食品であり不溶性食物繊維が豊富。 カロリーも低く、腸内環境を整える「プレバイオティクス」として理想的な食材です。
正直メンマだけをモリモリ食べてもらうのはめちゃくちゃ嬉しいのですが、不溶性に偏るため、逆に便秘になっちゃう可能性も。。なので、あくまでも水溶性食物繊維を含む食材とバランスよく摂ることが大切。
「腸活、何から始めよう?」という方は、まずは毎日の食卓にメンマを取り入れてみてください。
美味しく続けて、内側から整う。
腸も、心も、メンマでスッキリしませんか?